ご無沙汰しております。
病室のベッドの上と、猫に微妙にくっつかれて動けないソファの上を行ったり来たりしています。
先日、外出先から帰ってきたら、兄猫に耳の裏のところの匂いをくんくん執拗に嗅がれて、変な声が出ました。
飼い主のおかしな性癖がいよいよ猫たちに移ってしまったのではないかと疑っています。
最近、女性向けシチュエーションボイス(長すぎるので乙女系音声、シチュボと呼んでいる)をネタ集めの場として見出しました。
昨日も20作品以上買ってしまい、累計240作品くらい購入したことになっています。
もともと10作品くらいを2年以上前に買っていたみたいなのですが、そのときはあまり刺さらなかったんだろうな。
読み手の心にグッとくる台詞やシチュエーションのネタを探して聴き始めたのだけれど、最近は「だめだ!なんでこんな面白いものがあるのに、自分は笑えるものが書けないんだ!」ってキレて草稿を消すことが多くなってきたからよくないです。こっちは笑いを追求してないはずなのに忘れる。
結果、毎日笑いの絶えない楽しい日々です。
雨影がアロマンティック・アセクシュアルということを除いても、主人公と聞き手を分けて聴いている方って他にもいらっしゃいますよね…? BLを読んだり聞いたりして、「空気になって覗いていたい」と思うのと同じなのですが。
BLといえば、雨影は「風と木の詩」や「間の楔」(塩沢兼人さんは今でも至高の存在です)、「絶愛」などから入りました。
だからずっと暗い作品ばかり書いているんですかね。
明るい作品を書こうとすると、どうしても無理をしている感じになる。
ともかく、そんな経緯で、学生の頃はずっとBL三昧でした。
一時期、攻め受けで同じような声優さんの繰り返しで、「またか、またなのか!」などと言いながら、CDもたくさん聴いていました。
その中でも、今でも印象に残っているのは、「罪な約束」の諏訪部順一さんと千葉進歩さんの演技と、「ミス・キャスト」シリーズと、ラジオですが「ルビーにくちづけ」でORANGE RANGEの「花」をテーマに放送されたドラマです。泣くぞ…今思い出して泣く…
今思い出しても笑えるのは、「鬼畜眼鏡」です。タイトルからして面白過ぎて、後の「監禁婚」が刺さったのと同じ理由です。ぜひ、口に出して読みたい日本語に推したい。
「鬼畜眼鏡」に出会って、初めておじさんサラリーマン受けの扉を軽快に開きました。
なお、帝王こと森川智之さんの「お世話」になったことはないのですが(空気になりたいので…)、帝王が攻めているのを聴くたびに、「春を抱いていた」を思い出して笑ってました。
それでもって、帝王の出演作が多いものだから、おかげさまで陽気な学生生活でした。
同時に、BLと併せて、ギャグ路線も順調に走っていたので、「バレスタ」などは今でも台詞全部覚えています。何十回聴いたんだ。
それと並行路線で、Key作品の虜でしたので、何というか、腐女子なのか健全な男の子なのか、もうぐちゃぐちゃの日々でした。
そんな数年間を経て、出会ったのが「DRAMAtical Murder」でした。
クリアと蓮(とカップルの蒼葉)が特に好きだったのですが、そこで、佐和真中さんを知りました。
その後、その流れで「その愛は病にいたる」の圧倒的怖さで、女性向けシチュエーションCDにこんにちはしました。
確かこのCDか、「そこは狂った夢の淵」かだったと思うのですが、監禁から逃げ出そうとして主人公が見つかった瞬間、「逃げろ!ダッシュだよ1年!」ってめっちゃ牛沢ムーブしてしまったの覚えてます。
そこから3,4年間くらいは、佐和真中さん、テトラポット登さん、茶介さん、河村眞人さんを中心に、色々なCDを聴きましたね~懐かしい。もう全てが懐かしい。
人と話すときに、佐和さんと河村さんとかは特に、リアルな人名(?)だから、あれ?どっちが表?裏?もう分からんのだけど!?と笑いあった記憶があります。
女性向けシチュエーションCDで、人間の狂気や妄執、包容力とかの演出の仕方を学びました。
ただ、この部類のCDは、タイトルコールが腹筋痙攣するくらい笑っちゃうから苦手でした。キャストトークも、おそらく一人語りなんだろうなと思うと、一人語り聴くの苦手なので、聴いたことがないですね…(ここは原因不明)
ここで差し挟む文章として適当か分からないけど、「ゴールデンタイム」で古川慎さんを初めて知って、演技力化け物の人がいるな…!?ってなったんですよ。
秋葉原のイベントでは、石川界人大先生がめっちゃ輝いてて、古川さん緊張してるんだろうな…と思っていた程度でした。最前列で見る堀江由衣さんめちゃくちゃ可愛かったです。
石川大先生も、古川さんも、お芝居めちゃくちゃうまいなと思っています。
そんな数年間でしたが、ドラマCD含め、CD類は引っ越しや入退院の繰り返しの最中に全部消えたし(どこに消えたのかはあんまり考えたくないですね、引っ越し業者の人に見られてたらと想像すると怖いです)、アニメもあまり鑑賞しなくなったり、生活の変化が大きかったので、自然と遠ざかっていました。
そしてつい先日、ふとした瞬間に再会してしまったのです。
あの「監禁婚」に。
ここから先は、それに前後して、がるまにという沼のサイトで見つけてしまった作品の、主な感想を述べていきます。
がるまにとそれまでのCDの大きな違いは、「ちんぽ」とか「まんこ」とかめっちゃはっきり言うところでしょうか。最初聴いたときは、「ああ言うんだ? え、これ男性向けじゃないよな?」と、それなりに驚きましたがもう慣れました。
あと、シチュエーションで作品を選んで購入しているつもりなのに、「歴史は繰り返す」っていうレベルじゃなく声優さんが繰り返すことですね。
まあ、これまでつらつらと書いてきたように、とにかく雨影は第三者視点になるし、脊髄反射でツッコんでしまうので、女性向けシチュエーションボイスを聴こうがホラーゲームをプレイしていようが何だろうが、とにかく全部が笑いに変換されてしまいます。
そのため、以下に書く内容も、特に笑ったとか、印象に残った作品を挙げることとなります。
●監禁婚●
音声のDL販売もしていたし、ゲームまで発売していたので、「あ、あいつ、まだ生きていたのか…!」みたいなノリで、Duskさんの他のシリーズも含めて一気買いしました。
「監禁婚」ってこんなにシリーズ続いてたんですね。もはや歴史だな。
いつやるつもりなんだ自分。そんな時間ないぞ。
ひとまず、雨影の中で伝説のお笑い王に君臨している、表題作「監禁婚(西条凍時編)」を聴きました。
聴いてすぐに思った。やっぱり作業用には向かない。
ずっと笑いが堪えきれずに、全身震わせながら机に突っ伏すはめになる。
トラック終わる度に、「はーーー…あーーー…つら……」って溜め息をつく、休憩が欲しい。
ヒロインの父親に会いに行く話では、父親は強めに肩パンしてやるし、西条凍時は前歯全部ブチ折ってやるという強い意志が芽生えました。
「ちょっと挿れてさっと出すだけだからね?」っていう台詞、笑いながら殴りたい…。
西条凍時、本当に情緒がジェットコースターで、CDの時から笑いすぎて泣いてたけど、今でも健在でした。新鮮に面白い。
一人ミュージカルだし、情緒不安定というのも過小評価すぎるし、ヒロインせめてもう少し奴に優しくしてやってくれ…頼む…こっちの体が笑いで保たないから…ってなってしまう。
さらには、監禁婚には、ヒロインが西条凍時の顔面を踏むという理解できない場面が存在していました。
土下座する人の後頭部を踏みつけて悦に入る、みたいな展開はよくありますが、顔面を踏む…とは…?
踏まれて喜ぶのも理解できないけど(というか顔踏まれながら、どうやって「もっとだ!」とか言ってるの…?)、三楽章さんが実際寝転がって演じていらっしゃったらしい話は、ものすごく面白い。
●カレノトモダチ -眠っているその横で本気種付けプレス-●
青山さん、もともとヒロイン好きだったのか…?とずっと疑問。
NTRは、主人公に対して愛情があってもなくても構わないんだけれど、ここまでするなら、本編前から愛情はあってほしいかなと思ってしまう作品でした。
レビューを読んでも信じられない。
明治文学の読み過ぎですかね。精神病質者の愛しか信じられなくなってる。
●年下かまってくんが既婚者の私を困らせる●
最後のトラックを聴いた後、「行けー!刺せー!」って、ここは競馬か?というくらいの声張ってました。
ぜひ、寝取りました☆っつって続編を作ってほしい作品です。
●痴愛エクスプレス ~わたしを追いつめる彼の指先~ シリーズ●
嫌なら、主人公が断固として拒みましょう。この人の思い込み気質だけが悪いとは思えない。流され過ぎなのでは…。
シリーズに、「痴愛催眠」という作品があるのだけれど、催眠ボイスで催眠には一切かからなかったけど爆睡しました。今まで催眠というものにかかったことがないんだよな…。
羊を数えてくれるボイスは何匹まで続くのか気になって聴き始めたけれども、50匹で切り上げられて「寝るな寝るな寝るな〜〜〜〜!!」ってツッコんでしまったし、あとはずっと寝息聞かされてたし、何よりBGMが係りつけの診療所と薬局でよく聞くオルゴールの曲だったから、病院感半端なくて笑い転げた。
●おとなになったら〜年下の幼馴染と気軽に結婚の約束をしてあげたら見事なガチ執着ヤンデレになって迎えにきました〜●
主人公が暴れるたびに展開が進むの、面白過ぎた。
ブラのホックが外れなくてイライラしていたところ、主人公が暴れたら外れたし、生でちんこがなかなか入らなくてイライラしていたところ、主人公が暴れたら入ったし、何だこれ。ミラクルか。完全に笑かしにきてますよね。よっしゃ受けて立つ。
●隣の席のソクバクカレシ -いけませんっ!田中先輩!-●
「〜のだけれど」という言い方をしているのが、あれ?デジャブだぞ?誰だ?とものすごく気になってしまって、音声どころではなくなった作品。
記憶の中を必死に探して、思い出した! 十二大戦の失井だ! 「だがね」の人だ! 惜しい人を亡くした…って落ち込んだ。作品全然関係ないぞ。
作品自体はとても良かったです。怒ってる人とか、そこで上書きセックスしているのを見るのが好きなんだよな。
●【ベロ舐め】『元軍人★ストーカー』は犯したい! ~お見合い写真に一目惚れしたので、思わず「抱いて」と呟いたら、とんでもない事になった~(ダミヘ:KU100)●
怒鳴り声とかは何もなかったけど、作品の最初も最初、こっちが油断してるときに、いきなりかなりの大声で「結婚を前提に、俺と付き合ってくれ!!!!!」って叫ばれて体ビクーン、耳キーンってなった。こういう始まり、心臓に悪いから勘弁してくれ本当…
●義兄の鎖●
登場人物が死ぬのは全然いいんだが、女性向けシチュエーションボイスで死ぬのは何か…寂しくなるな…。
あれかな、主演の人とヒロインの2人しか登場しない世界だからかな。
すげえ辛かったです。
あのあと救急車呼んで間に合って一命取りとめていてほしい。
リストカットしてもなかなか死ねませんが、その状態で激しいセックスしたらどれくらいで死ぬかは分からんぞ…。
ハピエン主義では全然ないのに、義兄に生きていてほしいと願ってしまう。死ぬな〜
ここからはですね、言葉のチョイスが面白過ぎて23作品も買ってしまっている「ゆう VOICE ASMR」さん(ゆうvoiceさん)の作品について書きたい。
「じゅぼじゅぼじゅぼじゅぼ」とか卑猥な言葉を早口で言ったり、はあはあという変態じみた吐息がリアルです。いつも笑い過ぎて泣く。
何故か紹介文に「アドリブ一発録り」って書かれてて、これがシチュボ版THE FIRST TAKEか…って独りごちてました。
水音などもご自身で立てているらしく、というかここまでリアルな音出すって、本当にやってます? むしろやっててくれんか?(面白いから)
「いきなり始まる求愛セックス~激しく肉体が絡み合う欲望の渦」でキャストトークがフォルダ分けされてなかったせいで、そのまま初めてキャストトークなるものを聴いてしまったんですが、本当にお疲れ様でした…(深々)って気分になりました。
●【花嫁孕ませレイプ】略奪姦~ヤンデレウェディングプランナーに衣装室で~●
ウェディングプランナーの台詞よりも、語尾とかイントネーションとかの言い方がめちゃくちゃ面白いのと、なんとなくオネエっぽいのと相俟って、笑いが止まらない。
作業しながら聴くものじゃない、面白すぎる、笑い我慢しすぎて最初から最後までずっと泣いてる。
レイプの合間に「良いギターは音が違う」という豆知識を披露してくれるヤンデレ、面白さの格が違う。
というか、新郎が選んだウェディングドレスがセンス無いならその場で忠告してほしいし、新郎が考えた演出がダッサいと思うならそれはそれで言ってほしい、というかそれがお前の仕事だろウェディングプランナー!!! そしてお前の考えたギター弾き語りは相当まずいぞ!!! せめて選曲を事前に教えろ、心の準備あるから!!!
今、こういう音声で探しているのは、めっちゃ怒鳴り声とかする作品。
無いなあ…首絞めは定期的に見かけるけど、何故か怒鳴り声はない…欲しい、欲しいぞ。
ところで、フィクションを書く上でできるだけ、フィクションだけど「それはありえねーだろ」みたいなことは書きたくないんです。
なので、子宮が下りてきてポルチオに、まだあんまり挿入してない巨根ちんこの先に当たった場合、そのまま全部挿入したら子宮の中にちんこ入ったりしないの? 男性向け作品だけの夢? 女性の体ってどうなってるんだろう。ってことが気になってます。
どれくらいの量の精液で腹が膨らむかとか。
わたし、気になります!!!
さて、こういう音声の聞き過ぎによる悪影響です。
庭の発情猫が気になる様子の兄弟猫に、「良かったね〜兄弟は去勢しちゃったからおちんちんイライラしなくて済むね〜」って話し掛けてたら、同居人にドン引きされてました。
イライラちんこっていうワードにハマってしまったんだよ!! 面白くて!!!
またツッコミが止まらない作品を聴いたら、記事を分けるか何かして、書きに来たいと思います。