あお くろ ぎんいろ。

ぽつっと、ひとりごと。 たまに、しゅみをつめこんでみる。

2025.4.25_映画『呪詛』5周遅れの感想(ネタバレあり)

 

 

 

こんばんは。
こんにちは。

 

映画『呪詛(咒/Incantation)』をね、観たわけですよ。
2022年製作の映画で、当時ものすごく流行っていたじゃないですか。
なのに観ていなかったな……ゲームはプレイ済みだった。
だから、映画を観ていて「あー! ここ、ゲームでめっちゃ出てきた!」というところがたくさんあって。逆、逆。
あの独特の音?はどこかで見聞きしていて、ゲームでももちろん流れてきていて、存じ上げていたのですが。
何故観なかったのか。
おそらく、あーまた観客に呪いを感染させる系の作品かー…と、そこで引いてしまったから。
だから、今更、もう5周遅れくらいにはなりますが、観た感想をネタバレありで書いていきます。

 

 


「このマークをよく見てください」「この呪文を一緒に唱えてください」と言われて、そのとおりにする奴いる?いねえよなあ!
って…冒頭から思いました…一緒に祈ってくださいって、何であなたのために祈らなきゃいけないの…と、真面目にツッコんでしまった…

 

このあたりは、呪いや信仰の本質ではあるんだろうけれど、そこを理解した上で、お前のためにそれをする義理はない、と思ってちゃんと見聞きしていなかった。

 

あと、「超常現象調査隊」とかいう不謹慎極まる活動をしていた時点で、呪いに引っ掛かろうが何しようが、自業自得じゃない? 人に頼るなよ…
主人公のルオナンという女性は、結局、何の禁忌を破ったということなんだろう。
ビデオで盗撮していたこと? ルオナン自体は、それくらいしかしていない気がする。
うーん、千と千尋の神隠し的な、本当の名前を使ったから、とか?
人の名前が覚えられないので、途中で色んな人が、君の名は。状態で「俺の名は!?」「私の名前は●●」という趣旨のことを発するんだけれども、誰が誰のことやら分からなかった……この娘の名前だったんだろうか……


どちらかというと、ルオナンの彼氏やその弟の方がよほど禁忌破りよな。
あーあ、言わんこっちゃない、というか。
「せっかくここまで来たんだぜ!? 引き返すのかよ!」とか、あっはい、死ぬ気なんですね、としか。
しかも祠を蹴り壊しているし。死亡フラグ一級建築士の資格をお持ちで。
「俺がこの(大黒仏母)顔の布を取るから、カメラ持っててくれ」って、何であの場面で布を捲る必要があったの? 誰のニーズなの?
耳なし芳一ばりに体中に経文らしきものを書きつけていたのは、あれはどういう理由? もうちょっとびっしり書いた方が良くない? スッカスカだよ?
など、いろいろ気が散るどころではなく、気が飛び散らかしておりまして、ほとんど集中できない作品でした。

こういう、主人公が思慮深く冷静に行動できないパターンの作品は好きになれない。

主人公たちが人事を尽くして、懸命に全力で戦った上で、化物の方が強かったっすわ…という絶望感が好きなので、こういう作品とは合わないんだろうな…

 

娘の呪いを解くために泣きついた寺院で、「7日間絶食させてね。そうでなければ、私も師匠もどうなるか」と真剣に言われたくせに、あっさり娘に食わせてるし。
いや……呪い解く気、あります??
7日間娘が死ぬほど辛い思いをするか、一生呪いに掛かったままか、どっちがいいと思ってるんだよこの人。
案の定、この寺院のご夫婦も亡くなるし。いい加減にしろよ。約束も守れないなら他人に泣きつくな。
観客にも頼るな。自分で何とかしろ。
と、徹頭徹尾、主人公たちに感情移入できない。
唯一、可哀想だったのは、里親のお兄さん。あの人だけだった…完全に巻き込まれ事故やん…

 

内容と関係ありませんが、自分、集合体恐怖症なんです。あと、虫が生理的に無理なの。
だから、このあたりはだいぶ殺傷能力が高かった。死ぬかと思った。
虫で攻撃してくる大黒仏母、いい加減にしろ。もっと綺麗なもので襲ってこい(?)

 

POV方式なんだけれども、ときどきそうではなくなって、うーん、没入感が中途半端でした。
POVならそれはそれで、最後まで一貫してほしい。
もしくは、違和感の無いように撮影してほしかった……