あお くろ ぎんいろ。

ぽつっと、ひとりごと。 たまに、しゅみをつめこんでみる。

2018.6.16_「EIGHT OF TRIANGLE」の君島零さんへの悼み


こんばんは。

この前ライブの感想を書いたところですが、「EIGHT OF TRIANGLE」(エイトラ)の君島零さんが亡くなったと聞きました。

かねてより、喉のご病気ということで、ボーカルとしての活動を休止して、話すこともできず、それでも作詞やライブグッズのデザインに力を注いでくださっていたところで、
いつか、病気が平癒して、三人揃ってまた姿を見せてくれるだろうと信じていたから、とても言葉にできないほど衝撃を受けました。

エイトラとは何か、ということについてですが、
東映株式会社が2015年に10月にデビューを発表した、男性バーチャルアイドルユニットです。
当初は、コンポーザーである遠藤和斗(Kazuto)とボーカルである君島零(Ray)の2人組で、
二人がニューヨークに渡ったことをきっかけに、新たに荒賀新音(Neon)をボーカルとして加え、3人の体制となりました。

これは、先に二次元で作成されたキャラクタに声を当てているものとは全く別物で、分かりやすく言えば、EGOISTさんと同じような存在です。
彼らは、もともとストリートで活動していた実在するミュージシャンで、作詞や作曲も彼ら自身が行っていますし、ただ、顔を出さずに、外に出るビジュアルが市ヶ谷さんというイラストレータさんによって描かれたイラストやCGというだけのことなのです。
例えば、ライブではモーションキャプチャスーツを着用して動くことで、CGを使ってそれらの動きをキャラクタが行っているように見せていました。
つまり、ビジュアルは彼らを構成する一要素でしかなく、不可分のものです。

だから、今回の東映株式会社からの発表は、シナリオでも、設定でもなんでもなく、現実のことなのです。
例えば、声優さんや俳優さんが降板したり亡くなったとしても、キャラクタの「中の人」が交代するなどとしてキャラクタ自身が生き続けることができるような、いわゆる「フィクション」の世界ではなく、
一アーティストの、ボーカルや作詞を担当していた実在する人物の、不可逆の喪失という、現実の世界です。

昨日、和斗さんが「病院に向かっている」と書いていたり、零さんのLINEにメッセージを送ってほしいと言っていたことから、じわじわと嫌な予感はしていたのですが、今はどうにも言葉になりません。

落ち着いて考えれば、がんだったのだろうか、とも思います。
それにしても、あまりにも早すぎる。
まだ24歳。
デビューして、3年も経っていない。
これから、メジャーデビューだって控えていた。
才能があって、そして、将来にも希望があった。
和斗さんが、14日、零さんのお見舞いに行ったとき、書いた詞や書きかけの詞がたくさんあって、無理していると書いていたのですが、生きているぎりぎりまで、音楽活動に打ち込んでいたということを考えると、胸が詰まります。
零さんのお人柄によるもので、あまり言葉で出てくることはなかったけれど、闘病も、音楽活動も、想像を絶するほど頑張っていたのだろうと考えると、やり場のない思いです。

溌溂としていて、時に繊細で切なく、時に甘く優しい、あの歌声で、もう新たな曲を聴くことができない。
この前のライブで、新音さんや和斗さんが涙していたことが印象深く焼き付いています。
いつか、三人であの舞台に立って、今度泣くときは、きっと喜びの涙だと思っていたので、それが永遠に叶わなくなってしまった。
それがとても、言葉では言い尽くせないほど、哀しく、苦しく、寂しいです。

それでも、今までの歌も、書いていた歌詞も、零さんが確かに生きていたということの証で、それらに心を動かされて、背中を押してもらっていたことも確かな現実で。
Twitterやラジオ、CD特典などを通して、ファンとあんなにも活発に交流してくれて、何よりいつも明るくて、直球で、本当に太陽のような人でした。

何よりも、今は、和斗さんと新音さんが非常に心配です。
零さんと深く関わりあってきた二人だからこそ、この現実に、どうしているかと思うと、何とも言えない気持ちになります。
今はまだ何も見えないけれども、これからエイトラがどうなったとしても、その決断を応援したいです。

零さんに、そして零さんの歌声に出逢えたことを、心から感謝します。本当にありがとうございました。


※6/17 一部追記しました。